デザインに意図的な要素がない限り
床と階段の材質は統一する。
これは、私の家創り、階段創りの絶対的なポリシーです。
何故なら、床と階段の樹種が変わると同じ塗装をしても質感が変わってしまい、1階と2階をつなぐ階段のはずなのに、階段の質感が1階と2階を分断させてしまうからです。
今回はボルドーパインのフローリング。
フランスの温暖で育ち、節や年輪が大きく力強いパインです。
階段材をポンデロッサパインで創りました。
しかも、わざと節のある部位を使ってもらって、ボルドーパインと風合いを揃えています。
写真はスターティングのボリュートというアールの手摺りです。
このような節の入った手摺りって、規格品じゃまず無いです。
これを床と同じステインで仕上げたら、間違いなく空間がつながるはず。
私はそんな家を創って行きたいのです。
私の階段はいつも特注です。
特注だからって何でも高いわけじゃありません。
元々パインの木自体そんなに高い樹種じゃありませんから。
要は私の拘りなのです。
ポリシーなのです。
そして、スターティングのボリュートの下に付く親柱。
このトルネード型の親柱、
この階段の為に創った、
たった1本のパインの親柱です。
だから、職人さんの手彫りなのです。
量を作らないので機械では作れないのです。
よく見ると、微妙に形状が異なっているのですが、
写真でここまでアップにしても
解らないほどの、芸術的なカーブです。
素晴らしいです。
大量生産、規格型の住宅が増え
今はそういう拘りの技術のある職人さんが
仕事が減って、昔よりも安く、一生懸命創ってくれます。
私達にとってはかえって嬉しい事ですが。
僕達はそういう職人さんたちに支えられています。
そして、取り付けは私が日本一と思っている
階段の魔術師です。
楽しくなってきました。
家創りのワクワクする所です。
辞められません・・・笑
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