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アーリー・アメリカン様式の家36-輸入キッチン2


輸入キッチンや家創りをする時って
必ず物語やストーリーがあるんですよね。

今回の輸入キッチンは
●ウィークエンドに娘さんと料理やお菓子創りが出来る大きなアイランドが欲しい!
●開放的な窓がたくさん欲しい!
●朝食を食べながら、ゆっくりとコーヒーを飲む事の出来るブレックファーストヌックが欲しい!
間取りや、予算、構造の出来る範囲は限られています。
だけど、お施主様の夢を叶えたい…
ここがいつもの葛藤になっていく訳です。笑
まず…大きなLDKを希望されているが為、ブレックファーストヌックを創るとキッチンまたはLDKを少し狭くしないといけない。
それは嫌だと奥様が言う…
やっぱりそうだよね…笑
輸入キッチンデザイナーなら、輸入キッチンの中にブレックファーストヌックを創って見せろ!
と自分に言い聞かせながら…
娘さんとの週末のお菓子創りにも、パーティーでの料理の配膳としても充分な1mx2mの大きなアイランドを設け、片側を窓に向かって座る事の出来る、奥様専用の一人掛けブレックファーストヌックにあたる役割のデスクコーナーを設けた。
そして物語はここから始まるのです。笑
この家はアーリー・アメリカン様式の家。
アメリカが独立する前の英国植民地時代のコロニアル様式です。
簡単に言えば…
古き良きアメリカ。
ノスタルジーでオールディーズの曲が流れる、心地良い雰囲気。
素朴で土の匂いのする、たくましい家。
それが今回のコンセプトです。
もっと簡単に言うと(笑)
マディソン郡の橋でメリル・ストリープ演じるフランチェスカがこのアイランドで物思いに吹けながらブレックファーストティーを飲んでいる。
そんな甘く切なく、ノスタルジーな空間の輸入キッチン。
そんな家を創りたかった…

この家の奥様がアメリカの方なので、余計にかぶってしまいます。
そして、自分が家創りをしながら輸入キッチンが創れることに、最高の幸せを感じます。
何故なら…
窓の数、位置、大きさ…照明の位置…
全てをコントロールしながらデザイン出来るのである。
家創りをさせてもらえる人間の特権ですね

お施主様にはもっと窓が欲しいと言われ…
これ以上窓を増やしたら壁が無くなって家が潰れちゃいますよ~
なんて言いながら、少しでも大きい窓が入るように構造計算しながら、デザインは絶対ダブルハングの格子付の窓は外せないですよね!
と言いながら、輸入キッチンを含めた楽しい家創りの話も出来ました。笑
燦々と陽射しや景色の入る窓。
ノスタルジーな少し陰影のあるデスクやパントリー。
シンクやガスに合わせたシンメトリーなライティングや窓の配置。
通路部の光量のバランス。
家創りをさせて頂けるからこその、拘りと楽しさです。
長くなりました…笑
続きはまた明日という事で…

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アーリー・アメリカン様式の家35-輸入キッチン1

EAキッチン2_640
やっと、輸入キッチンデザイナーの出番です。笑
輸入キッチンデザイナーが創る家だからこそ
予算が有ろうが無かろうが…
間取りに工夫が必要だろうが…
意地とプライドにかけてでも、
他の会社にはお届け出来ない、
その人の為だけの特別の輸入キッチンだけは必ず創り込む。

そうじゃなかったら、お客様も私に家創りなんか頼みませんよね!笑
それは解っています。
そして、グレートリビングにあるキッチンが今の時代の家族のコミュニケーション、友達とのコミュニケーションでどれだけ大切で、どれだけ影響力を及ぼすのか…
ゲームの域を超え、ネットやツイッター、フェイスブック…
便利な事もたくさんあるけど、
会ったことのない人となんでも語り合える友になれ、
毎日会う家族や友や好きな人と挨拶も出来なければ、話しかける事も出来ない…
EAキッチン1_400
そんな時代だからこそ、
輸入キッチンから始まる、グレートリビングのコミュニケーション。
そして、家族が孤立しない動線の家、
お母さんが美味しいご飯を創ってくれて、ワクワクして早く帰りたくなる家…
キッチンを創る
家を創る
という事は、大きな役目があると思っています。

明日から、この家の輸入キッチンを熱く~語りますっ!!!

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アーリー・アメリカン様式の家34-ドライウォールの美しさ


リビングから見たユーティリティールームです。
色はベンジャミンムーアの#1389 wishing well.
紫と光の陰影がとても美しいです。
ドライウォールの良さは、この質感。
ビニールクロスと違って嫌味なぎらつきがありません。

EA395appepears_640.jpg
輸入キッチンの部屋です。
色はベンジャミンムーアの#395 apple and pears.
とても明るくて清潔感があります。
そしてこの何とも言えないグリーン。
海外の色彩ですね。

EA406152casamance_640.jpg
トイレはテシードの紙クロスの柄を斬新に使い、ドライウォールとのコーディネートです。
結構楽しめますね。笑
EAsummer_peach_tree_640.jpg
寝室1です。
色はベンジャミンムーア#088 summer pech tree.
陽射しが入るととても明るいですね。
ここも陽射しを反射させないドライウォールの質感が生きています。
EA1107hilton_head_cream_640.jpg
寝室2です。
色はベンジャミンムーア#1107 hilton head cream.
エレガントで優しく、私も大好きな色の部屋になりました。
ドライウォールの質感は何と言っても優しさですね。
そして、好きな色で塗れるコト。
これって大事です、コーディネートで壁の色を妥協しなくてすむのです。

そして、下地の石膏ボードの継ぎ目のパテ処理が上手くないと、光があたった時にすぐに解ってしまうのが難しさの一つです。
うちのドライウォールの職人さん達はみんなとても巧くて、丁寧で助けてもらっています。
ドライウォールのお蔭で、とても明るく楽しい室内空間が出来ました。笑

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