建築に於いて…
基礎の上に付いている水切り金物は、機能は良いのですが、それが家のデザインを壊してしまう…
正直に言うと”ぶち壊している”笑
通りすがりの家を見る度にいつもそう思うのは私だけでしょうか…?
機能とデザインを兼ね備えた水切りを作ればいいじゃないか!
私はいつもそう思います。
写真がそれです。
雨水を基礎中に伝わせず、下からの風を壁の通気層の中にいれる入口の機能を持ちながら、意匠としてデザイン性のある水切りを作りました。
そしてこれを同じ塗り壁で仕上げます。
もちろん基礎も塗ります。
私は一つの家を拘って創りたい。
皆さんの様に沢山は作れません。
だけどそういったところにも着目して、私達にしか出来ない建築を目指していきたいものです。

通常の金物のホワイトや茶色の水切りと、コンクリートの基礎。
ダメとは言いません。
私も採用する事があるかもしれません…
だけど、建築は出来るだけ美しくありたい。
そういう気持ちは忘れたくないです。

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(写真カット)
この家の長男、兄貴の●●君
(写真カット)
壁に刻んだ”しるし”は…

好きなピアノと音楽の好きなピアノと音楽の記号。
(写真カット)
それを見た、弟●●君は
(写真カット)
僕もやりたいっ～と刻んだ”しるし”は

家と兄ちゃんと僕。
伝統的建築様式の拘りの家を創っていきたい…
拘りのカッコいい家を創っていきたい…
だけどもっと大切な事がある。
家には住まう人の想いがある。
家にはその思いを”しるす”事が出来るチカラがある。
何年経った後に
今日の日と、今日刻んだ想いが、どう映るのか?
でも間違いなく、今日刻んだ”しるし”は今の自分の”しるし”
想いと”しるし”が家族と一緒に成長して行ってくれる家が創れたら、それほどやりがいのある仕事はありません。
拘りのドライウォールを自分の部屋の一部だけ自分達でやってみたいと…
気が付くと、子供達が今の自分を”しるし”だしました。
そういう気持ちになってくれる家が創れて来たんだなぁ…笑
この上ない幸せの最中です。笑

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その時創る階段の材料で、同じ木目のダボを作る…
そこがニクイです。

そして手すりの木目に合わせて、ダボ穴の木目を揃えながら埋め込み、研ぎ澄まされたノミで意図も簡単に滑らかに削っていく。
芸術です。

緩やかなカーブの手すりの美しさと手触りをカタチにする為に、魔術師のの研ぎ澄まされたノミは木製手すりを3Dの次元で見事に実現する。
技ですね。

これが本当の技だと思います。
カッコ良過ぎる、間違いなく日本一の階段の魔術師です。
こんな仲間に支えられて素晴らしい建築が実現するのです。
感謝以外の何物にも代えられません。

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