輸入キッチンデザイナー川部竜太の"風と旅して"

今回のメゾネット・アパートメント
最初は2世帯ｘ2棟の案から始まった…
建築の設計はいつも難しく、そしていつも楽しい。
私はいつも外観のデザインからプロポーションを考え
そして、キッチン・リビングを中心としたコミュニケーションの空間を考える。
この両者が、時に於いて喧嘩するのである…笑
ただ、一つのプランを作る事で見えてくることがたくさんあります。
ファーストプランは自分の中でイメージしていたものに拘り過ぎて自由度が無くなっていることがある。
お施主様の好みが確認できる。
結局ここからが始まりなのである。
私達の家創りは棟数だけを追い求めているのは違います。
もちろん時間ばかりを掛ければいいというモノでもありません。
だけど、人が一生住まう家です。
契約出来るか出来ないか…
来週までにプランしないと他社に負ける…
今月もう1棟注文が欲しい…
他社のプランを取ったり取られたり…
そんな節操のない事ばかりを優先にして、家創りするのも…
仕事として家を創る以上はビジネスですが、家創りは一生のお付き合いになるので、ビジネスだけで創る訳には行かないのです。
喜んでもらう家を創りたいですね。
だから腰を据えて創って行きたい。
素敵なお客様と出会えた時に、家創りを楽しめれば最高です。
今回のジョージアン様式のメゾネット。
初の集合住宅。
楽しみです。

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かねてから一度は創ってみたかった世界の建築デザインでの賃貸住宅。
10年以上も前に私達の輸入キッチンを採用頂いたお客様と、いいお付き合いが続き、幸いにも私の夢の一つに挑戦させて頂く事になりました。
そして、オーナー様は
アパート経営ってみんなが思っているほど儲からない。
メンテナンスや修繕でどれだけお金がかかるか、私達の賃貸をリフォームしてくれてる川部さんなら解るでしょっ。(笑)
古くなったら空き部屋になっちゃうし…
だからお洒落で、時が経っても塗り直すのじゃなくて、それが風合いになる様なアパート創ってくれないかなぁ…と。
はい、そうなんです。
だからこそ、一度は創ってみたかったのです。
挑戦してみたかったのです。
きっと、世界の建築デザインならそれが出来る!
解りやすく言えば、輸入住宅で創るアパート・賃貸住宅。
そしてデザインは”ジョージアン様式”にしました。
メゾネット式の4世帯のアパートメントです。
理由があります。
実は”ジョージアン様式は”集合住宅のプロトタイプだったのです。
18世紀、イギリスの都市部では人口が集中し始め、限られた土地にたくさんの人が効率的に住む事の出来る”テラス・ハウス”や”タウン・ハウス”といった集合住宅が必然となった。
直線的で、左右対称のシンメトリーなシンプルなデザイン構成に基づき、長屋や縦長の階数建てとして、ジョージアン様式は伊吹をあげるのである。
18世紀に発達したこのシンプルなデザインは、特に英国式集合住宅の基礎として普及し、後にアメリカに渡りジョージアン様式は変化を遂げていきます。
そうなんです。
このシンプルなデザイン構成の”ジョージアン様式”は画一された間取りを規則正しく並べていくのにベターなコンセプトが凝縮された手法だったのです。
このジョージアン様式のメゾネット・アパートメント。
お施主様の希望に沿えます様、コストを抑えながらデザインとメンテナンスを考えながら創って行きます。
もちろん、輸入キッチン標準装備します。
現在、東京で住みたい街No.1吉祥寺の武蔵野市西久保に建築します。
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