輸入キッチンデザイナー川部竜太の"風と旅して"

室内側から見た片流れの屋根勾配とドーマの開口です。
我ながら…良い感じに仕上がっています。
感じ…というより、いいバランスの方が適切です。笑

勾配天井って
それだけでも開放感があってダイナミックですが、
ドーマを作ると室内画側から見た天井も
立体感が出で、採光性も良くなります。

こんな感じで作っています…が…

実は左側の吹抜けロフトの屋根の高さや大きさとのバランスで、
ドーマの屋根の高さをどの位にした方がいいのか…
ドーマの幅や窓の大きさはどの位のボリュームの方がいいのか…
今回の設計で何度も悩んで書き直して、修正を加えた拘りのポイントの一つです。
デザインって考えてる時は楽しいですが、
設計して寸法を決め、決定する瞬間はいつも勇気が必要です…。笑
いつもこのドキドキと戦いながら、
計算では出てこない雰囲気やバランスを現場で見ながら調整します。
だから、大工さんにいつも嫌われちゃいますね…苦笑

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家創りでお金には関係のない、一番大事な要素…
それってデザインだと思います。
デザインは高い材料を使うとか…全く関係なく、
線で描いたカタチだけです。
カタチにお金は掛かりません。
写真の真ん中はとっておきのリビングです。
それにしてもこの大工さんは本当に一人でやっちゃいます。
凄いの一言です。

リビングの勾配天井と、ドーマの壁。

家のデザインの重要な要素の一つに屋根の形があると思います。
折れた屋根
ダイナミックな勾配
立体感
それらが織りなす屋根のカタチは
家のデザインを魅力的に変貌させます。

そして、このアーリーアメリカン様式の家。
平屋です。
輸入住宅、海外の伝統的建築様式・・・・
その前に、格好良い家が創りたい!!!!
平屋に片流れのダイナミックな屋根。
そしてドーマ。
私は屋根の形にいつも拘ります。
だって、
お金をかけて瓦屋根にしても…
シングルのグリーンの屋根にしても
デザインされていなければ、
美しく見えなければ
掛けたお金も意味ないです。
そして、屋根が家のプロポーションを決めるのです。
いつも、私を悩ます、悩ましいコンテンツです。笑

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床が敷き終わった時の様子です。
今回は2ｘ4工法なのですが、
プレカット&パネル式で工期を短縮しようと思ったのですが、
プレカット工場が震災復興などの優先現場で一杯で、納期がかかると…
“手組み”に変更しました。
そしてこの大工さんの凄い所は…!
一人で組んでしまうところ!
しかも早くて上手い!

この平屋の壁を淡々と汲み上げ

2階も一人で組み上げていきます。
どうやって2階に材料と壁を上げたの…?
そこが、フレーミングの魔術師の凄い所です。
本当に良い職人さん達ばかりで幸せです。
いよいよ…
家の骨格や立体感が見えてきます。
平屋ならではのダイナミックや屋根など
楽しみにしていて下さい。

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