階段も仕上がりました。
ストリップです。
要は蹴込板の無い階段。
奥のスペースが見えて空間を広く見せてくれます。
それと今回はこの階段の下の床に、基礎からの空気が出るスリットが開いています。
そしてこの階段の下の奥に蓄熱ヒーターを置きます。
基礎から上がった空気が暖房で温められ、ストリップの隙間から上昇し、吹抜けを抜けて暖かい空気が循環する仕組みを作っています。
吹抜け階段の利用法の一つです。
吹抜けの手すりです。
この上は勾配天井にシーリングファン。
広くて開放的な空間の空気を、今度はダクトを通じて基礎まで降ろします。
循環システムの完成です。
これは次回紹介します。
赤褐色の階段とアイアンの柱。
情熱のスペインの色を取り入れました。
この階段は本当に素敵です。
さすがエースピッチャー・階段の魔術師です。
なくてはならない職人さんです。感謝。
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ボルドーパインの力強いフローリングの向こうに見える曲線。
丸い天井の照明は、灯りを悩ましげに反射してくれる。
それが雰囲気。
思い描いて創った空間ではあったのですが、思い描いた以上の空気を漂わせてくれました。
努力って報われるんですね！笑
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玄関を開けると…
渾身の玄関ホールです。
雰囲気のある…
入ってみたくなる…
開けてみたくなる…
ワクワクする様な…
そんな入口を創りたかったのです。
アール天井のドームの廊下の先に見えるアーチのドア。
そしてスキップ階段のアイアンと吹抜け。
ペルシャレッドの幅２０㎝・長さ２mのボルドーパインのフロア。
この家のスパニッシュ・ミッション様式を象徴する
キーワード・キーカラーの集約された空間です。
アール・アイアン・褐色のレッドです。
壁もコテの風合い。
漆喰の壁をドライウォールで作りました。
照明・インターフォンは仕方がありませんが…苦笑
工業製品を使用しない、自然素材の何とも言えない空気感です。
天井のアールとドアのアールを同じにするように、苦労しながら創った甲斐がありました。
素朴でありながら、雰囲気がある。
海が似合う。
そんなコンセプトです。
何故なら、地中海と大西洋に囲まれたイベリア半島に建つ家だから、潮風と太陽の陽射しに囲まれた光と陰影の素朴さが必要だったのです。
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