バロック建築の家26-PedimentとCorinthian

PedimentとCorinthian_400
古代ギリシャの神殿建築が原型とされている、ヨーロッパの歴史的建築様式には、ペディメントと呼ばれる装飾された破風とCorinthianと呼ばれる柱頭が欠かせない要素となります。
この建築様式を住宅に適用する為に、ペディメントをブロークンペディメントにしています。
全体の写真をまだお見せ出来ませんが、この柱頭を支える柱は4M程あり、その下の台座は1.6M程あります。
建物の高さを誇示する柱と、立体感を出す為の破風のトリムワーク。
西洋建築の様式は本当に理に適っています。
建築は3次元で創らないといけない。
本当にそれを痛感しています。

宜しかったら下の3つのブログのバナーをポチッと3件お願いします

いつも読んで頂きありがとうございます。
下記サイトにもたくさんの方のブログが紹介されています。
ぜひご参考にして下さい。

にほんブログ村 住まいブログ 輸入住宅(業者)へ


バロック建築の家25-秘策2 性能とデザインの併用1

軒の通気口1_400
当時の建築様式を再現しようと建築しているバロック建築の家ですが。
構造や機能は現代の次世代省エネ基準等に合わせています。
小屋裏、屋根裏を喚起する為の軒に作った通気スリット。
こんなの当たり前です。

だけど
こういう工業製品を見せるのは美しくない・・・

屋根喚起はしたいけど・・・
軒の通気口2_400
デンティルのクラウンモールディングで、通気口を隠しました。
普通のモールディングではありません。
屋根喚起がきちんと出来る様に
このデンティルのモールディングに通気スリットを作り、メッシュシートを貼って特注しました。

エンジンはフェラーリ、シャーシは高級アンティーク車。
性能とデザインを併用する。
これが私のポリシーです。

宜しかったら下の3つのブログのバナーをポチッと3件お願いします

いつも読んで頂きありがとうございます。
下記サイトにもたくさんの方のブログが紹介されています。
ぜひご参考にして下さい。

にほんブログ村 住まいブログ 輸入住宅(業者)へ


バロック建築の家24-秘策

エレメントの魔術師4_400
先日紹介しました、窓枠に軒とブラケットを取り付けました。
今の様に気密性と防水性の無い窓に対して、当時の建築家達はどうやって窓回りの雨仕舞いをしたら良いのか・・・考えていたはずです。
しかも当時の建築家達はそれをデザインとして考えようとしていました。
だからこそ、理の叶った美しいエレメントやディティールが生まれていったんだと思います。

この家に付いている窓は、気密性も高く防水性に富み、断熱・防犯ガラスを兼ね備えた高性能な日本製のサッシです。
言ってみればエンジンはフェラーリ。
だけどボディが格好悪かったら意味がありません
この窓の屋根の軒は、雨仕舞いの勾配を取り、外壁が汚れない様に考慮しつつ、石と石膏の当時の建築の技術で創ることの出来た、直線と角だけで創ったデザインです。
ノスタルジーな当時の外観を創る為の、レトロなアンティークの車のボディと同じです。
このバロック建築の家の秘策の一つです。

宜しかったら下の3つのブログのバナーをポチッと3件お願いします

いつも読んで頂きありがとうございます。
下記サイトにもたくさんの方のブログが紹介されています。
ぜひご参考にして下さい。

にほんブログ村 住まいブログ 輸入住宅(業者)へ