バロック建築の家13-Corinthian


Corinthian=柱頭が納品されました。
これは古代ギリシア建築における建築様式の一つで、西洋の建築様式に於いて非常に重要なモチーフになります。
私の尊敬するアンドレア・パッラーディオと言う建築家も後期ルネサンス=つまりバロック建築時代に古典建築の形態要素である柱・アーチ・エディキュラなどを自由自在に組み合わせ、独創的な建築を設計しました。
簡単に言うと柱とアーチの上にペディペント=破風を創り、祭壇の様な神聖な建築様式を創ります。
西洋の本格的建築様式の装飾はそう言った神聖なるモチーフが非常に重要になります。
実はこのCorinthian間違って取り付けられている事が多いのです。
ベランダや軒から引っ込めて付けていますが、本当はベランダや軒から出さないといけません。
出さないとと言うか・・・結果的に出るはずなのです。
完成したらご紹介します。

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バロック建築の家12-大理石の魔術師1

マジョルカコルスタ2_400
室内の床の大理石の工事が始まりました。
マジョルカコルスタと言う石なのですが、貼り方がとても技術のいる、そして大変手間の掛かるやり方です。
床の上にレーザーの墨出しの機械を置いてあります。
今回の建築の大きなポイントの一つです。
そして私の拘る本物の伝統的建築様式の大切なデザインワークでもあります。
バロック建築様式は16世紀から18世紀のヨーロッパの絶対君主の強力な権力の主張がデザインの根底にあります。
そこにはただ豪華な石を貼るだけでなく、その繊細な手間の掛かる演出されたディティールとデザインが舞台にないと本物とは言えないのです。
マジョルカコルスタ1_400
方形四半貼りの乱貼りです。
400角と100角の大理石をずらしながら、しかも菱形に貼ります。
少しでもラインがずれてしまうとアウトです。
とてもナーバスに神経を尖らせて・・・
正確に緻密に貼っていきます。

一般的には面倒臭いし、上手く出来ないと言って嫌がられてしまいます。
この大理石の職人さん達も、私には欠かせない素晴らしい魔術師の一人です。
仕上がりを楽しみにしていてください。

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雨のち・・・

雨のち・・・_400
何処だったか良く覚えてないんですが・・・
確か・・・幹線から撮った浜松辺りの景色だった様な気がします。
先月、一月の景色です。
この所の雨と雪・・・
続くとやっぱり気が滅入りますね。笑
早く
雨のち晴れ
と行きたいですね。

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