輸入キッチンデザイナー川部竜太の"風と旅して"

ミーレの食洗機はやはり根強い人気がありますね。
外国製機器の王道であり、私達輸入キッチンメーカーにとっては三種の神器の様な存在。
60cmの大容量はもちろんのことですが、最近はクイックウォッシュ機能やつけおき洗い、乾燥状態をよくさせるエクストラドライ機能など、機能面も向上し私達の輸入キッチンをデザインも性能も更に高めてくれる存在になりました。

ドアパネルをステンレスにしているのは…?
木製のキッチンのドアも出来るのですが、外国製の食洗機は容量も大きい分だけ使い方もタフになる時もしばしば。

知らぬ間にドアフロントに水が流れたり跳ねたりする事もあり、それが意外と気がつかななくてドアが傷んだりする事も無くはないのです。
ステンレスのドアフロントは防水性にも優れているし、高級感もあり、プロ仕様のスペックにより見えるので、最近はステンレスのドアをお勧めしています。

次はスライドゴミ箱。
これはメリラットの輸入キッチンの代表的な収納キャビネットの一つ。
とても便利です。

オープンスペースにキャスター付きのゴミ箱を置かれる方もいますが、キャスター付きのゴミ箱はいつも思った通りに思った道を真っ直ぐ転がってくれません。
時にはキャビネットにぶつかってしまったり、慎重に出し入れをしなきゃいけなかったり…

このスライドゴミ箱は真っ直ぐ引いて、真っ直ぐ仕舞うだけ。
容量約35ℓのゴミ箱が2つ収納されています。

デザインと使い勝手を兼ね備えてこそ輸入キッチンの良さがあります。
輸入キッチンはデザインだけ…なんて思わないで下さいね。笑

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トールキャビネットの存在意義。
この家の輸入キッチンには冷蔵庫の横にトールキャビネットを配置しました。
輸入キッチンならではのキャビネットの1つなのですが、W914mmxH2134mmxD610mmの大容量の収納です。

写真の様に冷蔵庫を囲む、それ以上の大収納力を確保できます。
このトールキャビネットが1台あるだけで、食器や缶詰などの食品がたくさん入ります。
食器室や食品貯蔵庫と呼ばれる、ちょっとしたパントリーですね。

トールキャビネットは輸入キッチンの役に立つキャビネット一つ。
レイアウト出来る事なら、ぜひお勧めしたいキャビネットです。

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リビングダイニング越しに映るオープンキッチン。
日本でもこの在り方は定着してきました。
だからこそ大切なのはその空間の統一感。
輸入キッチンと輸入水栓の醸し出す雰囲気はとても素敵です。
デルタの輸入水栓越しに映る陽射しの浴びたウォールキャビネットも何とも言えない雰囲気です。

デルタ水栓のリランド9178RBは今回はヴェネチアンブロンズ色を採用。
この家の空間に溶け込んでいます。
輸入水栓の隣に2つあるのはソープディスペンサー。
なぜ2つあるのか?
それは手を洗う洗剤と食器を洗う洗剤をカウンターの上に置かないでビルトインして隠したい。
オープンキッチンだからこそ、そんな細かな計算が大きな美的感覚に繋がります。

コーラーのキッチンシンクも優しいビスケット色。
メリラットの輸入キッチンのオフホワイトに合わせています。

そういった細かい配慮を楽しめて、素敵な空間が創れるのが輸入キッチンであり輸入住宅の良さです。

このお家らしい輸入キッチンに染まってくれてとても充実感があります。

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