輸入キッチンデザイナー川部竜太の"風と旅して"

電話の様な水栓・・・ってよく依頼を受けます。
憧れの水栓の一つですよね。
だけど、ちょっと問題があるのです・・・
これはKOHLERのAntiqueという水栓です。
とても素敵なデザインです。

この手のシャワー水栓は高額が故にシャワーヘッドも無垢の真鍮で出来ていてとても豪華です。
ですが・・・重い･･･のです。
石鹸で手を滑らして、シャワーヘッドを足元に落としたりでもしたら・・・
間違いなく、足の指が骨折してしまうでしょう･･･
だから、写真は樹脂製の軽い大型シャワーヘッドに、別注で交換してあるのです。
そういった事故が意外とあるんです。
これも長年の経験・・・で気がついたことです。
輸入商品って、本当に難しいです。

バスタブもKOHLERのHOURGLASSという商品です。
背もたれの傾斜が日本のお風呂とは違い気持ちがいいです。
脇にゴールドのグリップバーもつけました。
こういったバス水栓を使用する時は、皆さんもご参考にして下さい。

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軽井沢の家ですが･･･
18話も書いてしまい、たくさんご紹介したいことがあるのですが、
そろそろ他の事も書こうかなぁ・・・と思っている今日この頃です。(笑)
TV BOARDは約3300ｍｍ程あり、クラフトメイドのチェリー材で創った拘りのキャビネットです。

幅木やキャビネットも、単に重ねただけでなく、キャビネットを前後にずらしたり、
間に細いモール挟んだりして家具の雰囲気を出す様にしました。
言うのは簡単なのですが、うちの職人は本当にいつも形にしてくれます。

TOPの部分の幕板もオンレイと言う彫刻を付け、奥にはダウンライトを仕込みました。
段々と家具っぽくなっていく様が、楽しいし作業でした。

DVDのデッキ等を入れるキャビネット。
リモコンの電波が届く様にガラス戸にし、中の棚は安心して使えるようにアクリルで棚を創りました。
これなら割れなくて安心です。
テレビの配線も見えない様に、キャビネットの背中に空間を設け、配線がグチャグチャとならない様に配線スペースも現場加工で開けました。
TV BOARDのデザインって色々なパターンが考えられるのですが、いつもやっているキッチンとは考え方の違うデザインパターンなので、とても新鮮に楽しくデザインする事が出来ました。
そしていつも思うのは、クラフトメイドと言うキャビネットメーカーは本当に夢を叶えてくれます。
色んなバリエーションのキャビネットや色、取っ手
奥行きも詰められる、高さも変えられる
装飾の部材が本当にたくさんあります。
そして15年共に苦労したたうちの職人が、いつも見事なまでに形にしてくれます。
本当に周りの人に助けられて、良い仕事をさせてもらってるなぁ・・・と思います。

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この家にも、実はこんな小さな洗面もあるんです。
マスターベッドルームの脇に設けたトイレの洗面です。
幅770ｘ奥行き500mm。
奥行きが小さい洗面になと・・・
シンクの背中に水栓をつけるスペースが無くなって、
シンクの斜め後ろか横に水栓をつけないと収まらないケースが良くあります。
そんな時は・・・

私のお気に入りの一つの組み合わせです。
KOHLERのミニシンクCOMPASSとFAIRFAXのシングルレバーの水栓です。
この組み合わせで奥行き450ｍｍ位の洗面化粧台まで何とかデザインできます。

FAIRFAXの水栓とCOMPASSのシンク・・・
こんな小さな洗面化粧台でも、海外の雰囲気を醸し出してくれる私にとって頼もしい大切なアイテムです。

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