光触媒の性能ってよくご存知ですか?

7年経ったスタッコフレックスの外壁
最近光触媒の入った外壁塗料がたくさん出ています。
私も超弾性塗料のスタッコフレックスという商品を販売していますが、
最近よく間違った見解を耳にするようになりました。
光触媒って聞くと・・・汚れない! って思っていませんか?
実は半分あたっていて、半分間違っているんです。
光触媒を簡単に説明すると
塗料の中に二酸化チタンが混ざっていると、
その塗料が紫外線にあたった時に、空気を+と-に分解するのです。
つまり静電気を起こさなくするのです。
それによって、外壁ついたホコリが壁に付着しないで落ちてくれる。
ざっと説明するとこういうことです。

プロの方ならもう解っていらっしゃるかと思いますが、
①汚れを落とす性能ではない。付き難くする性能だと言う事。
②紫外線つまり日が当たらないと性能が発揮されない。
ここを勘違いされている方がとても多いのです。
光触媒専門塗料、ハイドロ・・・という塗料を使えば家が汚れない!?
そう勘違いされている方がとても多いのです。

雨垂れが落ちない・・・とかって言ってクレームを言われるケースが多いのですが、
①汚れを落とす性能ではありません。
②汚れを付き難くする性能なのです。
雨垂れは
①塗料で解決するのではない、
②建築の水じまいで解決しないといけないのです。
軒や笠木が伸びていないと、笠木に勾配がついていないと、
どんな塗料を使っても泥水が壁を伝います。
最近キュービックのモダンな建物が流行っていますが、
デザイン優先で笠木の出が無さ過ぎて、
雨垂れで汚れてしまう家が多いのは、それが原因です。
光触媒の性能を表示するのに光触媒除去率という数値を使用します。
光触媒専門塗料(私はこの言い方自体誇大表記だと思っています)って言うと
除去率が100%あると勘違いしてしまうお客様が多いのですが、
①実はどんなに性能が良い物でも除去率60-70%しか無いのです。
②しかも値段は¥4,000~¥5,000/m2もするんです。
この世の中に光触媒除去率100%の塗料は存在しないのです。
除去率100%は例えばガラスです。
ガラスってマジック塗っても引っかいたら落ちますよね!
よくカーディーラーのフロントガラスに値段書いてあったりしますが。
それをうまく利用しています。
大切な家をいつまでも綺麗に守るには・・・実は光触媒だけでは無理なのです。
どうして・・・?
家は東西南北同じ時間・同じ瞬間にコンディションは違うのからです
①日当たりの良い南面
②隣地境界壁で日当たり・風通しの悪い湿った東西の壁
③日陰の北側
日当りの悪い東西北の壁は光触媒の性能が発揮しにくいのです。
高い塗料塗っても、もったいないですよね・・・

写真の家は、超弾性のスタッコフレックスを塗って7年経った家です。
光触媒除去率は46%です。
定価で¥1,500/m2です。
7年経ってるように見えますか?
何故綺麗なのでしょうか?
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作ってからが始まり・・・


昨日ブログで紹介した輸入キッチンの設置当時の写真です。
(写真ちゃんと撮っておけば良かったなぁ・・・)
これはこれで完成していたのですが、
ある日お客様からお電話がありました。
ヘルシオ(電子レンジ)買ったんけど・・・あまり使わなくて。
炊飯器を隠したい・・・
対面をオープンのデスクにしたんだけど・・・収納が足りなくなって・・・

電子レンジ置き場電子レンジ置き場を収納へ
電子レンジ置き場でしたが、小さなカウンター付の収納を加えました。
フィラーの欠き込み
後から付け加えるって意外と難しいんですよね。
最初にカウンターのサイドガードを作ってしまったので、
私の自慢の職人がフィラーの角を丸く欠き込んでくれました。
対面はオープン炊飯器を隠す
対面のカウンターを支えていた装飾柱を外してキャビネットを並べました。

ここは言うほど簡単ではありません。
カウンターってキャビネットより10~15mm程伸ばしておくんですね。
その方が水がこぼれてもキャビネットにかからないし、
歩留まりが良いんです。
その為、
後からキャビネットを並べると10~15mmの隙間が開いてしまうんです・・・
せっかくの輸入キッチン・・・何とかデザインできないか?
とスペックブックのモールの詳細を見続けながら考えました。
キャビネットのジョイント2
接合部に2本のモールがあるのですが、これをアクセントとしてデザインにしました。
カウンターのチリの部分を均等に振る事が出来ました。
土壁の中の輸入キッチン
3年の間にキャビネットを付け加え、
引出とドアにソフトアクションという自動で閉まる金具を付け加えました。
きっと・・・これからもこのお客様とのお付き合いは続くと思います。
思いを込めてデザインをした商品を大切に使って頂き、
変化を遂げていくのを見続けていくのが楽しみです。
家って・・・
住んでから、商品を取り付けてから、長いお付き合いが始まります。

末永くお付き合いの出来るお客様と出会える事、
手を加えて家やキッチンが色褪せる事無く、可愛がって頂ける様、
商品をお届けした後からが大切だと思います。
そういう仕事が続けられ、お客様との輪が人間関係を作り、
喜んで頂けるような家創りをしていきたいです。

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本格的和風・土壁建築の輸入キッチン


名古屋出張最後は純和風建築、土壁の中に設置した輸入キッチンです。
このお客様は、3年間に収納を付け加えて数回工事を追加しています。
キッチンはアメリカのMerillat=メリラット社です。
当初ダイニング側のガラス戸は無くてオープンでした。
後から収納を増やしたい・・・ということで
カウンターの下にキャビネットを付け加えたました。
これが結構・・・私の設計心に火がつきました!
(付け加えるって、結構難しいんです!)
その後、角に掃除機のコードが引っかかるということで
コードが引っかからない様に、モールを取り付けてきました。
大事にして頂き、手を加えながら使い勝手を良くし
3年かけてこの状態まで、変化をしてきました。
~前の状態を見ないと分からないですよね(笑)~
3年前はもう少しシンプルだったんですよ!
それから、この建築の凄いところは
本物の土壁と丸太の柱の家なのです。
(写真で分かるかなぁ・・・)
壁の間に麻紐をネジって編んだ物を数100本・・・
いや1000本位あったでしょうか・・・
その編んだ紐を垂らし(それが針金のような役割をして強度を高めます)
本物の土壁を2層に分けて15cm位塗りこんで、
漆喰壁を作っています。
檜の柱は飛騨から取り寄せた本格的和風住宅です。
本当に輸入キッチンがはまるのか・・・?
お客様と相談しながら創っていきました。
以外や以外!!!
(私的には以外じゃないですが)
似合うと思いませんか?
こちらも片付けない状態で写真を撮らせて頂きました。
いつ来ても生活感とキッチンと空間が調和していて雰囲気があります。
嬉しいお客様の1軒です。
ジャパネスク・アジアン・ユーロ・アメリカン・・・
クラシックもモダンもエレガントも・・・
万能なデザインが出来る様になりたい・・・!
と思っていた私にとっては、
たくさんの勉強をさせて頂いた思い出の仕事です。
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