現場も立て込み、しかもRCの増改築。
石膏ボードの壁も接着剤を団子にして貼るGL工法。
RCさながらの現場状況で、いつもとはちょっと違う。
いや…少しどころか、大分違う…
奥の部屋では解体後の下地を調整している段階。
下地が出来た隣の部屋では私達が輸入キッチンを施工開始。
増改築とはそういうモノなのだが、久々のRC。
木造の様には行きまへんなぁ…
でも、きっとここで知識と経験がまた増えるはず。
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玄関へ続くアプローチ。
誰かが招かれる道、誘われてしまう様な道。
建築にそのような誘導があるととても魅力的な輸入住宅が出来上がる。
こんなアプローチを歩いて毎日我が家に帰ったら、人は皆、豊かな気分になるだろう。
その誘い道は決して玄関へ向けなくても構わないけど、道って魅力的なランドスケープだと思う。
今施工中の横浜の現場は港が見える丘公園の近く。
何度も来た横浜、何度も通った道だけど、なぜかこのアプローチに足が止まった。
有名な山手11番館。
スパニッシュ・コロニアル様式の王道の様な建物。
やはり本物や正統派は色褪せず、それをもノスタルジーな魅力に変えてしまう。
やっぱり、いいなぁ本物は。
窓の上の下屋は参考になる収まりやデザイン、バランスだ。
家づくりを始めた頃の新鮮な気持ちが宿る。
長く仕事を続けると、トラブルもある…上手く行かない事もある…
でもあの時夢中で一生懸命やってきたからそういう事も乗り越えてこれたんだなぁ…
素敵な建築をみると、いつも何かを教えてもらっている様な気がする・・・
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3階の部屋から施工が進み始めました。
輸入キッチンの材料でベンチも製作しています。
ご家族に合った使い方、住まい方があるモノです。
私達の輸入キッチンも気がつけば…その域のお手伝いが出来る様になってきました。
素敵な輸入キッチンってこういう事なのだろうか?
キッチンとベンチ越しににテレビが見れるように正面にTVを置くキャビネットも製作。
子供たちが食事や勉強をしながらベンチ座っていてもTVを観ていても、お母さんが目の前にいる子供達の様子を把握しながら、同じTVを観ながら笑ったり、話したりできる…そんな輸入キッチンです。
20年前…こんな設計や施工が出来る経験と知識が無かったし、作ってくれる職人もいなかった。
そんな家を私にご依頼頂けるお客様もいなかった。
居たのだろうけど応えられなかったのかなぁ…
経験と仲間は本当に大きな財産ですね。
今は輸入キッチンから始まる家づくりです。
輸入キッチンから家を変えて行きます。
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