片麻岩という石を室内のアクセントとして使用した。
でもこれは当初の建築計画と予算には入っていない。
玄関ポーチに使用する本物のコッツウォルズストーンをお施主様と探している旅の途中で出会ってしまったのである。
一枚と同じ色カタチのないラフな整形の石。
キラキラと光る石の鉱物が混ざっている。
ボクトツとしているようで、輝きを放っているこのフランスの片麻岩がコッツウォルズの山積みされた倉庫の隅にあったのである。
奥様がこの石を大変気に入られました。
高いのでたくさんは使えないが、どこかに使用出来ないか…?
古材の柱を90センチ幅で2本建て、その間のアクセントウォールとした。
センターのTVの背面がそれである。
左奥の輸入キッチンと右サイドの暖炉のレンガの壁をうまく調和できた。
天然の石の持つ素材感、質感は、無垢の素材と本当に合う。
石の質感は、建築の計算を不自然ではなく自然なモノにしてくれる力を持つ。
そして、旅の道中で予期せぬ友と出会い、その出会いで旅の終焉がドラマチックに変化するのも、建築という名の旅の醍醐味と楽しさである。
今回も、そんな旅人と一緒に旅をさせて頂き、素敵な旅の終焉を迎える事が出来ました。
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