今日は新宿にある小笠原伯爵邸というスペインレストランで食事をしました。
今仕事を頂いているお客様にご招待頂きました。
昭和2年に建てられた当時としてはとても珍しいスパニッシュ様式の建築です。
スパニッシュ様式の由来の大きな特徴は・・・
中世のスペインは海賊が多く、家に海賊が盗賊のごとく盗みに入り・・・
それを防止する為に、窓からの侵入を防ぐ為、窓には鉄格子を付け、2階は採光を採る為に丸窓に格子を付け、海賊から家を守ることが文化、風習となり、それがスパニッシュ様式の一つの根源となりました。
写真も窓に鉄格子が見えます。
でも建築の素晴らしい所は、それをデザインに変えてしまうチカラです。
窓に格子があることで景色の遠近感を感じることが出来ます。
そして視覚に格子のグリッドを創ることで、ランドスケープに正確性をもたらすのです。
昔の人が、その土地の風習・文化を受け入れて、試行錯誤してきた建築だから様式になるのでしょう。
それを、気をてらった手法で変える必要なんてまったく無いのです。
歴史を積み重ねて創られた様式は、上っ面のデザインを覆すデザインたる主張が感じられます。
とても気持ちの良い時を過ごす事の出来た一夜でした。
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