軒の下を飾る

Dentile Molding_400
西洋建築はなんて芸術的な装飾を創り出したのだろう・・・
軒下にモールディングを廻す技法を見る度に、建築様式の素晴らしさを感じます。
図面はDentil Moldingと言う種類のモールディングです。
Dentilつまり歯型の様に規則正しくモールディングの上にピッチを重ねます。
私が現在進行中のプロジェクトにもこのデンティルモールディングを使用します。
ですが・・・
意外と知らない方も多いと思うのですが、このデンティルモールディングのピッチや大きさ、高さを自在に変更できるメーカーがあるのです。
規格品では軒の出とバランスが合わない。
軒下の窓のケーシングの間に隙間が出てしまう。
建物の高さによっては、デンティルが小さすぎてバランスが悪い。

これらの要素は、伝統的建築様式に於いては致命的な欠陥になります。
だから、今私も再三スケールアップをしながら、建物全体にマッチするデンティルモールディングの意匠を考えています。
規格品に合わせて西洋建築を創る場合、無理が生じてしまうことが多々あります。
トリムワークを制するものが建築様式を制することに繋がるのです。

宜しかったら下の3つのブログのバナーをポチッと3件お願いします

いつも読んで頂きありがとうございます。
下記サイトにもたくさんの方のブログが紹介されています。
ぜひご参考にして下さい。

にほんブログ村 住まいブログ 輸入住宅(業者)へ

川部竜太がプランニングいたします!

コメントを残す