ありがたい事にこの師走に向けた慌ただしさの中でたくさんのお声掛けを頂きました。
対応しきれずにお待ち頂いている状況の中、一つ一つ丁寧にカタチにしていくしかない…そう思いながら少しずつ邁進している昨今です。
その中の1つ。
もうすぐやっと形になる輸入住宅の1邸。
細部のディテイールのバランス、窓の大きさや高さ、屋根の勾配などのエレベーションのディティールの詳細まで進んできました。
スタイルはバロック建築の家がベースです。
ディティールを詰めていくうちにルネサンス…?バロック…?
ルネサンス建築の様な気がしてきた…
簡単にいうと、ルネサンス建築は15-16世紀の古代ギリシャ・ローマ様式を復興させた古典主義建築。
左右対称のシンメトリーとバランスを調和させたデザイン。
円柱やアーチ、軒のコーニスなどの装飾を使用した外観が特徴。
そしてバロック建築は17-18世紀にルネサンス建築の流れを受けながら、更に曲線や、過剰装飾を施した建築。
バロックの語源はポルトガル語で歪んだ真珠と言われ、過剰装飾が特徴でベルサイユ宮殿が代表的建築物。
ベルサイユ宮殿を代表とする
どちらも同じ線上にあるヨーロッパの古典主義建築なのですが、ニュアンスがやはり違い…
そして私の大好きな建築家のアンドレア・パラディオの影響力がどちらにも表現されています。
お施主様の趣味趣向が解ってくると、同じ国のブランドでも好みが若干違う…
そのニュアンスの違いをきちんとカタチにしたい。
そんな微妙な事が意外と大きかったりするので、もう少し悩みながら…近日公開予定です。
一つ一つを丁寧にカタチにしていくしかないですね。笑
明日は輸入キッチンのリノベーションの打合せです。
これも一歩一歩です。笑
いつも読んで頂きありがとうございます。
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